今年のレイバーデイの週末は、3泊4日でソルトレイクシティとアイダホ州へ行ってきました。
今回の記事では、ソルトレイクシティ郊外にあるアンテロープ・アイランド州立公園を紹介します。
ソルトレイクシティ旅行予定の方に参考にして頂ければ幸いです。
グレート・ソルト・レイク
ユタ州の州都ソルトレイクシティ。
冬季オリンピックで知られていますが、町の名前の由来にもなっている塩湖でも有名です。
グレート・ソルト・レイク(Great Salt Lake)の面積は約4,500km²。
日本最大の琵琶湖の約7倍もあります。
湖には、4本の川から水が流れ込む一方で、出口となる河川が無く、塩分濃度が海水よりも高くなっています。
塩分濃度があまりにも高いため、水中には塩水エビ(Brine Shrimp)しか生息していないそうです。
アンテロープ・アイランド州立公園
グレート・ソルト・レイク最大の島がアンテロープ・アイランド(Antelope Island)です。
島全体が州立公園となっています。
ソルトレイクシティの中心部からは1時間ほどでアクセス可能です。
アンテロープ・アイランドに渡る橋に料金所があり、車1台あたり$15の入場料がかかります。
バイソン
バイソンと言えば、イエローストーン国立公園が有名だと思います。
ソルトレイクシティからイエローストーン国立公園まで約5時間。
イエローストーンまで一番近い大都市なので、ソルトレイクシティから北上する人が多いと思います。
しかし、アンテロープ・アイランド州立公園にもバイソンは結構います。
1800年代後半に島に放たれて以降増殖を続け、現在は数百頭がアンテロープ・アイランド内に生息しているそうです。
ちなみに、アンテロープ・アイランドの周りは塩分濃度が高いグレート・ソルト・レイクですが、アンテロープ・アイランド内には淡水が湧き出している為、野生の動植物が生活できるそうです。
バイソン以外の生物
バイソン以外にも、ロングホーンシープやコヨーテ、島の名前の由来となっているアンテロープ(シカ)も生息しているそうですが、私たちは遭遇できませんでした。
また、グレート・ソルト・レイクの周囲には多くの湿地帯がある為、名前はわかりませんが、無数の鳥を見ることができました。
バイソンや鳥だけなら良かったのですが、それ以上に大量にいたのがハエと羽虫(羽アリのような虫)です。
車が走っている時は良いのですが、停車した瞬間にフロントガラスが虫だらけ!
写真を撮ろうとドアを開ける度に車の中に何匹も侵入!
外で会話していたら、勝手に口の中にも入ってくるレベル!
冬のオリンピックのイメージだったのですが、ソルトレイクシティかなり暑いです☀️ pic.twitter.com/sBgFAviEzz
— コーギー (@corgi_1220) September 3, 2022
ちょうど私たちがソルトレイクシティを訪れた時に熱波が来ており、毎日40度近くまで気温が上がったせいかもしれません。
しかし、ハエと羽虫の量が多すぎたため、予定していたトレイルは断念せざるを得ませんでした。
ビーチ
アンテロープ・アイランド州立公園には、湖水浴ができるビーチがあります。
場所はキャンプ場があるブリッジャー・ベイのあたり。
駐車場近くには、トイレやシャワー、レストラン(Island Buffalo Grill)もあります。
駐車場から湖までは10分ぐらい歩きます。
砂浜まで来ると、ハエや羽虫も減ったのですが、炎天下の中歩くのは非常に疲れました。
ヨルダンに旅行した時に、死海で泳ぎました。
正確に言うと、死海で浮くという定番の経験をしました。
その時はもっと簡単に水まで辿り着けたのですが、グレート・ソルト・レイクは近年水位が低下しているせいなのか水にたどり着くまで泥の上を歩く必要がありました。
泥の上は非常に歩きづらく、炎天下で体力の消耗も激しく、且つ水着やタオルを持ってきていなかったので、入水したのは足だけにしておきました。
塩分濃度の高いグレート・ソルト・レイクで浮くことは可能だと思います。
しかし、グレート・ソルト・レイクで浮きたかったら、それなりの体力と装備が必要です。
まとめ
ソルトレイクシティのグレーソルト湖にあるアンテロープ島。
— コーギー (@corgi_1220) September 5, 2022
バイソンもたくさんいたけど、それ以上にハエや羽虫が多かった。 pic.twitter.com/2bkemS0XPA
アンテロープ・アイランド州立公園について紹介しました。
ソルトレイクシティからアクセスしやすく、グレート・ソルト・レイクを始めとした島内の景色は美しく、バイソンなどの野生動物も見ることができます。
虫が異常に多い(私たちが訪れた日が悪かった可能性もあり?)ことを除けば、おすすめできるスポットです。
ソルトレイクシティ方面を旅行予定の方に参考にして頂ければ幸いです。