映画「ショーシャンクの空に」と言えば、不朽の名作としてあまりにも有名ですが、
そのロケ地がオハイオ州に実在することはほとんど知られていません。
作中の舞台がメイン州であるためなのか、オハイオ州がその価値に気付いていないのか、
何故かあまり大々的にPRされておらず、私もオハイオ州に駐在して暫くするまで存在を知りませんでした。
私は2021年2月に行きましたが、オハイオ州の中で最も訪れる価値のある観光スポットだと思います。
ショーシャンクの空に
映画「ショーシャンクの空に」の基本情報は次の通りです。
- 原題:The Shawshank Redemption
- 製作:1994年
- 監督:フランク・ダラボン
- 出演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン
私は大学生の頃に友人からおすすめしてもらい、TSUTAYAでレンタルして観ました。
非常に感動的なストーリーで、1度見終わったすぐ後にリピート再生したこともよく覚えています。
妻とその愛人を射殺したことでショーシャンク刑務所送りとなった銀行家アンディ。初めは戸惑っていたが、やがて彼は自ら持つ不思議な魅力ですさんだ受刑者達の心を掴んでゆく。そして20年の歳月が流れた時、彼は冤罪を晴らす重要な証拠をつかむのだが……。
Yahoo!映画
映画公開時の評価も高く、アカデミー賞に7部門もノミネートされたそうです。
しかし、「フォレストガンプ」や「パルプフィクション」などと同じ年だったこともあり、「ショーシャンクの空に」は結局アカデミー賞を1つも取れなかったそうです。
The Ohio State Reformatory
The Ohio State Reformatoryはクリーブランドの建築家によってデザインされ、左右対称の古城のような外観をしています。
私の知る限りオハイオ州で最も美しい建築物だと思いますが、1896年から1990年まで実際に刑務所として使用されていました。
当初、収監されていたのは、比較的軽度な犯罪を犯した若者が中心だったそうです。
当時は刑務所の所長家族も同じ敷地内に住んでいたそうで、居住スペースやチャペルもあります。
ショーシャンク刑務所
「ショーシャンクの空に」の中ではショーシャンク刑務所という名前で登場します。
作中でも印象的な独房エリアはかなり年季が入っています。
実際に独房に入ることも可能ですが、かなり狭くて汚いです。
独房の中は暗いため、他の観光客が先に入っていることがわかり辛く、鉢合わせてお互いビックリということも頻発します。
ブルックスの部屋
「ショーシャンクの空に」で実際に使用されたブルックスの部屋です。
「BROOKS WAS HERE」「SO WAS RED」のシーンは映画内で最も感動的なシーンの1つです。
作中ではBrewer Hotelという設定ですが、その部屋はThe Ohio State Reformatoryの中に映画撮影用に製作されたそうです。
ちなみに、Brewer Hotelの建物はマンスフィールドのダウンタウンにあるBissman Buildingというビルが使用されたそうです。
The Ohio State Reformatoryから車で5分ほどなので、ついでに訪問可能です。
基本情報
私が訪れた2021年はコロナの影響で、セルフツアーのみで、営業日も限られていました。
しかし、現在はガイドツアーも再開され、毎日(主要な祝日除く)営業しているようです。
料金はセルフツアーが$25、ガイドツアーが$35です。
服役経験者のガイドツアーは$40です(笑)
チケットは現地でも購入可能ですが、オンラインで購入しておいた方がスムースだと思います。
アクセス
The Ohio State Reformatoryのあるマンスフィールドはコロンバスとクリーブランドのちょうど中間辺りに位置しています。
どちらの町からも車で約1時間ほどです。
無料駐車場も完備されています。