米国公認会計士(USCPA)試験は、受験から合格発表(スコアリリース)まで10日から1か月程度かかります。
たかが約10日なのですが、この約10日が本当に長い!
試験の結果が気になって、勉強どころではなくなってしまうからです。
私も受験からスコアリリースまでの間は暇さえあれば、「USCPA 手応え 結果」などとインターネットで検索して、先人たちの経験談を読みあさったものです。
今回の記事では、Twitterへの私の投稿を掘り起こしつつ、USCPA試験の受験後の手応えをシェアしたいと思います。
あわせて、実際の試験結果、更には受験前のアビタスの模試の結果を公開します。
現役のUSCPA受験生に参考にして頂き、また、少しでも安らぎを感じて頂ければ幸いです。
はじめに
私はアビタスのオンライン講座でUSCPA試験に全科目ストレートで合格しました。
アビタスと言えば、「インプットは日本語、アウトプットは英語」という学習方法が特徴です。
講義はもちろんオンラインで受講可能ですが、USCPA受験に必要な単位試験もオンラインで受験可能です。
USCPA挑戦を検討している方は、まず無料の資料請求やセミナーに参加に参加してみるのがお勧めです。
FAR
受験後の手応え
FAR受けてきました!MCはそれなりにできたと思いますが、TBSが難しかったです。そして時間が足りず、最後の問題は10分ぐらいで部分点狙いで解きました。
— コーギー (@corgi_1220) September 29, 2020
特にTBSの手応えがかなり微妙ですが、ギリギリでも良いので受かっていますように🙏#USCPA
多くの日本人受験生と同様、私も最初の科目はFARでした。
初めてのUSCPA受験であると同時に、初めてのプロメトリックだったので、受付から緊張しました。
MCはまずまずできた自信はありましたが、TBSが非常に難しく、最後まで残高が合わず、部分点狙いに切り替えた問題もありました。
他の3科目は全てのTBS問題の内容を試験後も覚えていましたが、FARだけはどうしても1問思い出すことができないほどギリギリの戦いでした。
このような状況だったので、試験の出来にも全く自信が持てず、4科目中で最低の手応えでした。
試験結果
FAR受かってました!本当に良かった!年内にAUDクリア目標に引き続き頑張ります!#USCPA pic.twitter.com/Szn1aq6aDT
— コーギー (@corgi_1220) October 9, 2020
正直全く自信が無かったのですが、89点という好スコアで合格することができました。
アビタス模試の結果
アビタス模試70点でした。リサーチ問題が全くわからず、腹痛からのトイレも2回あり、手応え無かったのですが意外とできていました。合格者平均59点とのことで、テストセンターの空き次第で受験日前倒しの方向で検討します。#USCPA
— コーギー (@corgi_1220) September 19, 2020
試験本番の約10日前に受けたアビタス模試は70点でした。
合格者平均を約10点上回ることができたので、当初計画していた日よりも受験日を前倒ししました。
AUD
受験後の手応え
AUD受けてきました!今回はテストレット2で難化を感じました。感覚的にはテストレット1が7-8割、2が6-7割、TBS全体で7割ぐらいは取れていると思うので、正直FARの時よりも感触悪くないです。何点でも良いので、とにかく受かっていますように!#USCPA
— コーギー (@corgi_1220) December 8, 2020
これで落ちてたら大恥なのですが、FARよりもAUDの方ができたと思います。ちなみにFAR受験時の手応えはMC8-9割、TBS5-6割という感じでした。
— コーギー (@corgi_1220) December 9, 2020
とりあえずBECに入ります。#USCPA
USCPAの科目の中で最も内容に興味が持てたAUD。
試験の方も上々の出来で、MCはテストレット2で難化を感じることができたし、TBSもかなりできたと思いました。
Twitterの投稿の通り、FARの時とは対照的に、4科目中で最高の手応えを感じました。
試験結果
AUD受験後の感触はとても良かったのですが、落ちていたらどーしよという不安も日に日に募ってきていたので、今はとてもホッとしています。
— コーギー (@corgi_1220) December 16, 2020
あと2科目頑張ります!次はBEC!#USCPA pic.twitter.com/l1N5tvVTbg
試験結果は81点で合格でした。
合格の結果を見て安堵しましたが、手応えが最悪だったFARよりも点数が低かったのはショックでもありました。
そして、4科目中最も手応えがあったAUDが結果的に4科目中最も低いスコアとなりました。
アビタス模試の結果
AUDアビタス模試81点。これが本番だったら良かったのに!
— コーギー (@corgi_1220) December 5, 2020
FARの時よりも仕上がっていない中受けたのですが、リリース問題よりも難易度低く感じました。合格者平均が68.7点らしいので、FARに続いてAUDも受験日の前倒しを検討しています。#USCPA pic.twitter.com/8Yj24xF4U2
試験本番の3日前に受けたアビタス模試は81点でした。
合格者平均よりも10点以上良いスコアが取れたので、FARに引き続き、当初計画していた日よりも受験日を前倒ししました。
BEC
受験後の手応え
BECの全体的な手応えはかなり微妙です。TBSは出来てると思うけど、MCとWCが微妙。
— コーギー (@corgi_1220) March 10, 2021
手応え最悪だったFARの点が高く、手応え良かったAUDの点が低かったので、手応え微妙なBECも辛うじて受かっていることを祈りつつ今日からREG1始めます。
TBSは易しめで全て採点対象であって欲しいぐらい。
— コーギー (@corgi_1220) March 10, 2021
一方でWC運は悪かったと思う。利用規定という英語も知らなかったぐらいなのでスペルと文法ミスに気をつけつつ、接続詞やバズワードを使用して無理矢理書いたけど、内容が適当なので仮にAIを騙せたとしても人に採点されたら完全アウトなレベル。
AUDとは対照的に、最も勉強し辛かったBEC。
試験範囲の広さとWCをどこまで仕上げれば良いのか掴みきれないまま受験しました。
テストレット2で難化を感じたので、MCはそれなりに取れたと思います。
TBSは全問正解している自信があるほどの感触でした。
一方で、WCは問題運が悪く、普段の仕事で日本語よりも英語を使用する機会が多いアメリカ駐在員にとっても難しく、全く自信が持てませんでした。
試験全体としてはFARほどではないものの、WCが壊滅的だったこともあり、非常に微妙な手応えでした。
今思えば、予備校のWC対策だけでは限度があったので、以下のような英作文添削サービスを使用してみても良かったかもしれません。
試験結果
BEC合格!やっと終わりがみえてきたかも!#USCPA pic.twitter.com/cT8mQasHfo
— コーギー (@corgi_1220) March 18, 2021
試験結果は85点で合格となりました。
合格だったとしてもギリギリだろうと思っていたので、ポジティブサプライズでした。
アビタス模試の結果
WC採点されて79点!全く対策無し、こんなんで良いのか?と思いつつ書いたWCが結構点数貰えてました。 pic.twitter.com/6sEBgwCJam
— コーギー (@corgi_1220) February 27, 2021
試験本番の約10日前に受けたアビタス模試は79点でした。
先の2科目よりも仕上がりは低かったのですが、合格者平均を10点以上も上回ることができました。
REG
受験後の手応え
MCはTestlet1が80%、難化を感じたTestlet2が65%ぐらいの感触。TBSはTestlet3,4が易し目でリサーチ問題も絶対合ってる自信ありREG余裕やんと思った途端、Testlet5が3問とも激ムズで、結局微妙な手応えのまま試験会場を後にしました。
— コーギー (@corgi_1220) July 20, 2021
アメリカの商法と税法が範囲のREGは、日本人受験者にとってとっつきにくいと言われます。
しかし、アメリカの駐在員として多少馴染みがあったため、他の日本人受験者よりも有利だったと思います。
AUDとBECに続き、MCのテストレット2で難化を感じることができました。
TBSも最後のテストレット以外は出来が良かったと思います。
TBSの最後のテストレットで知らない論点が頻出したため、後味は悪かったのですが、全体を通してみると手応えはそれなりにありました。
試験結果
REG受かってました!USCPA卒業です!
— コーギー (@corgi_1220) August 10, 2021
支えてくれた妻に感謝。Twitter校にも感謝。全てのUSCPA受験生の合格を祈念しつつ、フライングした卒業旅行の続きを楽しみたいと思います🇺🇸 pic.twitter.com/4JoPkQH7pn
4科目中で最も高い92点で合格となりました。
受験後の手応えがそれなりだったので合格はしているだろうと思っていましたが、92点というスコアは予想外でした。
アビタス模試の結果
REG模試は合格者平均59点に対して64点。他の3科目は合格者平均を10点以上上回っていたので、REGの理解度はまだ低いということ。試験日まであと20日ぐらいあるので、ここから仕上げていきたいと思います。 pic.twitter.com/3GtzI3kxev
— コーギー (@corgi_1220) June 28, 2021
模試チケットが余っていたのでREG模試(ver10.02)も受験。合格者平均69.5点に対して73点。
— コーギー (@corgi_1220) July 12, 2021
暗記は得意なのに、記憶が曖昧な論点がかなりあったので、本番まで約1週間、最後の追込み頑張ります。 pic.twitter.com/KCqCQ4Rw5I
模試チケットが余っていたので、REGは受験前に2回模試を受けました。
1回目が試験本番の約25日前、2回目が試験本番の約10日前でしたが、どちらも合格者平均を5点ほど上回る程度でした。
まとめ
USCPA試験の受験後の手応え、実際のスコア、そしてアビタス模試の結果をまとめると次の通りです。
受験後の手応え:(あり)AUD > REG > BEC > FAR(なし)
実際の試験結果:(高い)REG > FAR > BEC > AUD(低い)
アビタス模試の結果:(高い)BEC > AUD > FAR > REG(低い) *合格者平均点比
最終科目のREGについては、受験後の手応えと実際の試験結果がある程度一致していました。
一方で、最も手応えのあったAUDの結果が最も悪く、最も手応えの無かったFARの結果が2番目に高得点となりました。
採点対象とならないプレテストの影響もあり、試験の手応えと実際の試験結果は必ずしも一致しないことが見て取れます。
つまり、仮に受験後の手応えが悪かったとしても、必要以上に落ち込まずに勉強を継続することが重要だと言えます。
アビタス模試と実際の試験スコアの相関関係は全く見出せませんが、私の感触として合格者平均を10点ぐらい上回れば合格は固いと思います。
最後に
この記事がUSCPA受験生のモチベーション向上、試験合格の一助となれば幸いです。
また同時に、USCPA挑戦を検討している人に少しでも参考にして頂ければ幸いです。
Good LUCK!