5年間のオハイオ駐在期間中に、なんとか50州踏破を達成しました。
最後に残ったのが、アーカンソー州、オクラホマ州、カンザス州、ミズーリ州という内陸部の4州。
帰任直前にこれら4州をドライブ旅行で周ってきたのですが、その中でも最後に訪れたのがミズーリ州でした。
今回の記事では、そんなミズーリ州の州都セントルイス滞在中に訪問したバドワイザーの本社工場とゲートウェイアーチについて紹介します。
バドワイザー工場
バドワイザーは「KING of BEERS」をキャッチコピーとしており、世界的にも知名度が高いビールです。
日本でもアメリカのビールと言えば、一般的にはバドワイザーだと思います。
そんなバドワイザーを生産・販売しているアンハイザー・ブッシュ(Anheuser-Busch)の本社工場がミズーリ州のセントルイスにあります。
個人的には、アメリカのクラフトビールのレベルが高い為、5年間のアメリカ駐在期間中、「バドワイザーを飲もう」とは一度も思いませんでした。
しかし、折角セントルイスに来たのだからということで、バドワイザーの工場見学ツアーに参加してきました。
アンハイザー・ブッシュの本社工場は、高速道路の降り口からすぐ、無料駐車場も完備されていました。
工場見学のツアーは当日受付でも申し込みできるそうですが、私たちはインターネットで事前予約して行きました。
ツアーの種類は何種類かあり、私たちが参加したのはDay Fresh Tourという所要1時間半のもの。
昔(コロナ前?)は無料だったそうなのですが、現在は1人$15かかります。
ツアーの途中と最後に、ビールの試飲が付いてきます。
ツアーはビールの製造工程を順番に徒歩で周り、スポット毎にガイドから説明が入りました。
アンハイザー・ブッシュの本社工場の外観は、大学のキャンパスのように美しいのですが、建物内はビール工場というギャップが新鮮で楽しめました。
ゲートウェイアーチ
セントルイスのシンボル、ゲートウェイアーチ(Gateway Arch)。
アメリカの西部開拓を記念して建造されたそうです。
アーチの周辺は国立公園にもなっておりますが、入場料はかかりません。
セントルイスでは最も高い建造物で、高さは約192m。
ニューヨークの自由の女神像の2倍の高さだそうです。
このゲートウェイアーチの内部にはトラムが通っており、頂上の展望台まで上がることができます。
料金は1人$19です。
ゲートウェイアーチのトラムのチケットもインターネットで事前に購入して行きました。
トラムと言っても観覧車のゴンドラのような作りになっており、日本人でも背筋を伸ばせないほど狭い空間です。
1つの車両に最大5人乗れるそうですが、3人でもしんどかったです。
各車両には窓もあるので、アーチ内部の構造も見れて興味深かったのですが、人によっては怖く感じるかもしれません。
ちなみに、頂上の展望台までの所要時間は片道3-4分ぐらいだったと思います。
展望台からはセントルイスの街が見渡せます。
私たちが訪問した日は強風だった為か、展望台滞在中にかなりの揺れを感じました。
オハイオ駐在中に出会ったアメリカ在住の日本人から、「セントルイスのアーチはグランドキャニオンやナイアガラに匹敵するぐらい良かった」と聞いていたのですが、個人的にはそれらよりは少し落ちるかなという印象です。
それでもアメリカを代表する建造物の1つであるのは間違いなく、一見の価値はあると思います。
ちなみに、ゲートウェイアーチ訪問時は、Interparkという駐車場を利用しましたが、アクセスが便利でした。
Salt + Smoke
最後にレストランを紹介します。
上記の駐車場の目の前にあるSalt + Smokeというバーベキューレストランです。
セントルイスはバーベキューが名物ということで、Google Mapの口コミとアクセスのしやすさで選んだのですが、アメリカで食べたバーベキューで一番美味しかったと思います。
レストランの向かいには、今年のWBCで活躍したヌートバー選手が所属するカージナルスの本拠地であるブッシュ・スタジアムもあります。
カージナルスの試合を観戦する際にも利用できると思います。
まとめ
ミズーリ州セントルイスについて紹介しました。
私たちの訪問は最後になりましたが、セントルイスはアメリカ中西部を代表する大都市です。
治安が悪いと聞いていましたが、バドワイザーの本社工場、ゲートウェイアーチ(ダウンタウンの中心部)の周辺は危ない感じもしませんでした。
特にゲートウェイアーチはアメリカを代表する建造物の1つでもあり、訪問する価値は高いと思います。